京都には人におすすめしたくなるようなスイーツがいっぱいありますよね♡
連載『きょうとのスイーツとくらす』では、きょうとくらす編集部が「ぜひ一度食べてみてほしい!」とみなさんにおすすめしたいスイーツをご紹介します!
今回は、居心地のいい空間で、お腹も心も満たされる『ha ra』(京都市上京区)をご紹介します。ベビーカーでも入店可能で、子どもと一緒でもゆっくりリラックスできる居心地のいい空間ですよ。
街中のオアシスのようなカフェ

『ha ra(ハラ)』へは、京都市営バス・河原町今出川からすぐ、もしくは京阪電車・出町柳駅から徒歩約6分ほど。バスや車、人が多く行き交う河原町通沿いにあります。
元々は電気店だったという店舗は、通りに面したショーウィンドウをそのまま生かして改装しています。また、入り口は道路との段差が少なく、ベビーカーでも入りやすくなっています。

店内はテーブル席が3つとカウンター席です。テーブル席は2人掛けから6人掛けまであり、カウンターには4席あります。
置かれているテーブルや椅子のほとんどは、国内外のアンティークものなのだそう。“店主のお気に入り”というアイテムたちは、さまざまなデザインのものがありながら、統一感があります。
心地よさがあふれるおしゃれな空間

ガラス張りの入り口のほか、奥の厨房にも窓があり、すっと空間が通っていくような造りになっていることで、限られた広さの中にも余白が感じられる店内となっています。
また、窓の外にある季節に合わせて姿を変える草木を眺めていると、街中にいながら自然の中にいるような気持ちにもなれます。

そして、店内にある異国情緒あふれるタペストリーやラグ、置物など、おしゃれなインテリアも印象的。壁や床にはグリーンが配置されていて、どこを向いても視界に入ってきます。
「心地よさを感じながら過ごしてもらいたいと考えて空間づくりをしました」と店主。店主は、2019年に閉店した京都の有名なカフェ『efish(エフィッシュ)』で店長をしていたのだそう。
今のお店作りにおいても、『efish』で一緒に働いていた仲間との繋がりが大きいといいます。店主をはじめ、たくさんの人の思いを形にしたアイテムは、椅子1脚、カップ1つにもぬくもりが感じられる素敵な雰囲気にあふれています。
甘さは控えめ、ボリュームはたっぷりな「フレンチトースト」

筆者が注文したのは『フレンチトースト』(1,100円)。スライスされたパン2枚にバニラアイスと生クリームが添えられています。フライパンで丁寧に焼かれたできたてで、ふわっと広がるシナモンの香りが食欲を刺激します。
手のひらサイズほどもあるパンは、ライ麦が少し入ったしっかりめの田舎パンを使っています。特に耳は硬めですが、卵液がたっぷり染み込んだ中身はとても柔らか。ナイフで切っていくとじゅわっという音が聞こえてきそうです。
卵液自体の甘みを控えめにしてあり、最後にかけるメープルシロップで甘さを加えているのだそう。甘さはありますが、後味はさっぱりとした食べ心地です。

また、バニラアイスや生クリームをのせるとヒヤアツの食べ心地も楽しめます。濃厚なバニラアイスとミルキーであっさりした生クリームで食感や味わいの変化があり、最後まで飽きがこない味わいです。
一皿でもボリュームがあるので、おやつはもちろん、小腹を満たしたい時の軽食としてもおすすめです。素敵な空間のなかでほっと一息つきたいときは、ぜひ訪れてみてくださいね。
【店舗詳細】
ha ra(ハラ)
住所:京都府京都市上京区梶井町448-62
電話番号:075-285-4821
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜、不定休
文/さとみ縁
【画像】さとみ縁
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